ドメインについて
ドメインとは、インターネット上の住所のようなものです。ホームページを識別する情報として利用します。
ICANNという組織により一元管理されており、世界中で同一のドメインは存在しません。
通常、IPアドレスとセットでコンピュータネットワーク上に登録されます。
プロトコルとは
コンピューター同士が通信をする際の手順や規約などの約束事になります。
Webページを閲覧するためには、WebブラウザーとWebサーバーとがやり取りするためのHTTPというプロトコルが使われています。
IPアドレスとは
ホームページがどこにあるのかを判別するのは、ドメインに紐づくIPアドレスが必要です。IPアドレスは「000.00.00.00」のような数字で構成される文字列ですが、数字だけの住所は覚えづらいため、ドメイン名に変換してホームページの場所を示します。
例)123.45.67.89 = example.com
ホームページを運営するには
ホームページを運営するにはドメインとサーバーが必要になります。
住所となるドメインと、ホームページの「置場」であるwebサーバーが揃ってホームページが公開できます。
webサーバーとは
Webシステム上で、利用者側のコンピュータに対しネットワークを通じて情報や機能を提供するコンピュータ及びソフトウェアのことです。
メールアドレスにも利用
メールアドレスの「@」以降の文字列もドメインです。こちらもホームページと同じで住所の役割を果たします。メールをどこへ送れば良いか、ドメインがあることによって特定できます。手紙にたとえるなら、@以前が「宛名」、@以降が「住所」です。
独自ドメインとは
ドメインは「.(ドット)」で区切られています。「.com」など、一番右側の部分を「トップレベルドメイン」と呼び、その前にあるものを「第2レベルドメイン」と呼びます。
上記の「example」の部分に、好きな文字を入れる事が出来それを「独自ドメイン」と呼ばれています。
企業サイトであれば「https://会社名.com」、「https://ブランド名.net」、「https://商品名.info」(会社名は英数小文字)などにしたりします。
名刺や広告などに掲載する場合に、覚えてもらいやすいメリットがあります。
「example」以下の.comや.co.jpなどにはルールが決められております。
gTLDとccTLD
トップレベルドメイン(TLD)は、ドメインは世界中誰でも取得できるもの(gTLD)と、原則としてその国に在籍する人しか取得できないドメイン(ccTLD)の2種類に大別されます。
代表的なgTLD
.com | 主に企業を対象にしたドメイン。commercialの略 |
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.net | 主にネットワークに関する企業を対象としたドメイン。networkの略 |
.org | 主に非営利団体を対象としたドメイン。organizationの略 |
.biz | ビジネスを目的に利用されるドメイン |
.info | 情報サイト等を対象としたドメイン。informationの略 |
※ 上記は個人で自由に取得できるドメインです。
代表的なccTLD
.jp | 日本(Japan)を意味するドメイン |
---|---|
.aq | 南極(Antarctica)を意味するドメイン |
.bt | ブータン(Bhutan)を意味するドメイン |
.cn | 中国(China)を意味するドメイン |
※ 原則としてその国に在籍していないと取得できないドメインですが、国籍に関係なく取得できるドメインも増えています。2文字のトップレベルドメインは全て国を表すカントリーコードが使用されます。
属性型JPドメイン
ccTLDの「.jp」ドメインは、さらに3つの種類に区別されます。種類によっては、個人では取得できないものや、取得できる数に制限があります。
汎用・属性型ドメイン
汎用jpドメイン | 個人でも組織でも、日本に住所があれば誰でも登録できるJPドメイン名。登録できるドメイン名の数に制限はありません。漢字やひらがななどを用いた日本語ドメイン名も登録できます。 例:example.jp 例:日本語ドメイン名.jp |
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属性型jpドメイン (×××.co.jp) (×××.ne.jp) (×××.or.jp)等 |
「.jp」の前に「co」「or」「ne」等の登録者の組織や団体を表す文字列が使われているドメインです。組織の種別ごとに区別されたドメイン名。一つの組織が登録できるドメイン名は一つだけです。 「.co」…株式・有限会社向け 「.ne」…ネットワークサービス向け 「.or」…会社以外の団体向け 「.ac」…教育機関向け |
ドメインの更新について
ドメインには1年の有効期限があります。有効期限後も継続してドメインを利用する場合、毎年更新費用が必要になります。
独自ドメインのメリットとデメリット
独自ドメインのメリット
自分のサイトを、完全に管理することができる
例えば「無料ドメイン」で企業サイトを利用した場合、サービスを提供会社がサービスを終了してしまったらそのドメインではアクセスできなくなります。
名刺やカタログなどに印刷していたURLも直さなけばならなくなります。
その際の費用も大変なものになってくるでしょう。
「独自ドメイン」であれば、このようなリスクはありません。
検索エンジン対策に有効
検索エンジン対策はサイトを上位に表示させるための施策です。
検索エンジンで、上位表示すれば、それだけアクセスアップに繋がります。
独自ドメインの場合、コンテンツに特徴を出しやすく、検索エンジンからの評価を上げやすい傾向にあります。しかし、新規に取得したドメインは、検索エンジンに評価されるまでに時間がかかりますがそれを過ぎると安定した評価になりやすいようです。
独自ドメインのデメリット
サイトの運営費が掛かってしまう
「独自ドメイン」でサイトを運営していく場合は、年間に「ドメイン」の更新料金と「サーバー代」の月額料金がかかります。
「サーバー代」は、サイトの規模やアクセス数が大きくなればなるほど、価格がどんどん上がっていきます。
レンタルサーバーなど少額で運営できるサーバーもありますが実際使ってみると、サイト表示に時間がかかる、容量が少ない、機能が追加できないなど企業サイトには向いていないのが現状です。
サイト立ち上げや、管理のハードルが高い
「独自ドメイン」でホームページを立ち上げる場合、ご自身でドメインを取得して、サーバーを用意しなければなりません。
この場合、レンタルサーバーやVPSサーバー会社と契約します。
その後で、サーバーにOSのインストール、webサーバーの設定、サイトシステムの設定などITに精通していない人の場合は、非常にハードルが高く、立ち上げの段階で諦める方も出てくるでしょう。
また、サイトを公開してからも、サイトへの機能追加やセキュリティ対策等、Webサイトに関するあらゆる事を自分で管理していかなければなりません。
このようなトータルで精通している方は、社員数の多い会社でもなかなか少ないと思います。
以上が、独自ドメインのメリット・デメリットです。
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安心しておまかせください。
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